2024/11/12に文庫ページメーカー、新書ページメーカーの新UI版に「ウォーターマーク(透かし)風文字列」を挿入するオプションを実装しました。
任意の文言を、色、不透明度、配置を指定して、各ページのテキストに重ねて(重ね順も指定可能です)表示できる機能です。
ツール上の該当箇所にも記載しましたが、AI学習や文字読み取りを阻害する機能はありません。
とはいえそもそも、「手描きの絵として学習」する場合、文字が全面にある画像自体が学習ノイズのようなものです。記載された文章を読み取って学習するとしても、ページメーカーシリーズ1枚程度の文章では到底情報不足でしょう。「画像化された小説作品」をわざわざ選び出して文体学習の対象にする、ということは現実的に想定しづらく、テキストを学習したいのであればポストの文言そのものが利用されるだろうと考えています。
ですが、X社が今後おこなう「投稿コンテンツの利用」について、「AIトレーニング」以外にどのような範囲でなされるか、今のところ詳しくはわかりません。
また、X社の動向はさておいても、Web上に公開した作品が転載の被害に遭う可能性はあります。そのため、出典等を記載する機能はあってしかるべきと考え、実装に至りました。
もともとは上下の「付記」をタイトルや著者名・アカウント情報等を示す用途で設けていましたが、文章に重ねることで、上下の付記部分を切り取られて転載された場合にもある程度の効果が期待できると考えています。
(逆に言えば、付記への記載で充分と考えるのであれば、透かし風文字列を敢えて使用する必要はありません)
また、AI学習やX社の規約改編をめぐって様々な見解が飛び交う昨今に、ご自身のスタンスや意思表示の提示としても、お役に立つかなと考えております。
なお、文章そのものの読みやすさを損なうという、大きなデメリットがありますので、色や不透明度、配置については、よくご検討の上でご利用ください。また、当機能はほかに、
・同人誌やネットプリント、後日公開作品などに「サンプル」と上書きして公開
・淡くタイトルやテーマを入れるなど、作品の飾りとして
といった用途でもご活用いただけます。
(個人サイト時代によく見られた表現をオマージュしてもいます。懐かしいですよね)
以下に、10/29にXアカウントでポストした、当サイト生成物と画像AI学習に関する見解を再掲します。
当サイトは「絵や写真に文章を合成した画像/本の本文のような画像を生成するサービス」であり、画像の投稿先の選択、X連携投稿機能の利用の有無はユーザーの皆様の自由です。AI学習対策についても、ご自身の考えに基づいてご検討くださいますようお願いいたします。当方としましては、「AIトレーニング」において「画像化されたテキストから元の文章を読みとり再利用」される可能性は低いと考えております。ただしX社がトレーニング対象とするのはユーザー投稿全般ですので、皆様のポスト本文やALTテキストについて、今後どのように利用されるかは未知数です。
ALTにつきましては画像で読みづらい方の利便性のために画像と同一の文とすることを推奨しておりますが、連携投稿では定型文に切替えることも可能ですし、ご自身でポストに画像を貼り、ALTを記載しないこともできます。(その場合、外部サービスでのテキスト形式での公開との併用をお勧めいたします。)
また、背景等に利用する画像につきましては、当サイトのツール上で選べるものはSNSでの利用が許可された画像素材を使用しております。オリジナル画像をアップロードして使用なさる際は、ご自身の必要に応じてあらかじめウォーターマークやノイズ等の挿入処理もご検討いただければと思います。
なお、Web上に公開された「文章」は、現在、X社に限らず、さまざまな企業の開発したAIの学習対象となっており、学習結果は多様なサービスに活用されています。X社サーバの外に出せば皆様の文章作品を「一切のAI学習から守る」ことができる、ということにはなりません。この点はご承知おき下さい。
最後に繰り返しになりますが、当方は画像生成のツールに過ぎず、生成した画像の使用に関してはユーザーの皆様のご判断次第です。個人の趣味の活動であり、限度もございます。規約にも記載がありますので、あらためてご確認いただけましたら幸いです。