これでOKですよね
名前……!
ちょっと昔のあなたみたい……全く今も昔も格好いいんですから
駅中でも目立つ黄(き)蘗(はだ)色の浴衣を纏った善逸
伊黒にはそう言い捨て、お膳立ては済んでるのだから当人同士で後はなんとかしろと実弥は思う
諭すように再度、炭治郎が善逸に言い聞かせてると、彼の背中を突く者がいた
そしてそんな彼がアオイは好きだった
そう、だな
皆さん、いました!
え、あ、有り難う……
そんなことは彼がするからしなくてもいいと言っても聞かないだろうし
さ、じゃない、不死川先生!こんばんは!皆ちゃあんと揃ってます!
すると義勇が振り返る
幼い頃にも祭りであればちょくちょく姉に着せられてはいたことを思い出す
彼も彼で兄に何か言いたいのだろうが、上手く言葉にならないようだ
時計の時間を確認しながらしのぶに確認をする
まあ、楽しめ
こ、こんなところで!
アカイ、俺悪くねえぞ
伊黒、いい加減覚悟決めろや!
しのぶ、どうだ?
格好いいです!
なので今もこうして一人で着られるというのは前世の記憶も助けにはなっているのだろう
どうやら迷うから手を繋いでやると言いたいらしい